TAMAZON presents 平成最後の新商品として5月前後に発売された3アイテムズ。
ファンシィな外観とは裏腹に、実はすごいスペックを秘めています。
今回は、その中でもタマ燦(さん)について。
タマ燦(さん)
正式名称 タマ アシッド モジュール
燦。太陽燦々の燦。
昔からなんか好きな言葉です。
昔、バンドを全力でやってた頃
燦燦燦っていうイベントも不定期でやってましたね~。
金魚すくいとかフードや出店も充実させた、お祭りを目指したイベントでした。
酸系剤は、グリオキシル酸だけじゃない。
昔から美容室で使われてきた、クエン酸なんかも酸系剤の一つです。
髪がしっとりと重さが出て落ち着き、なんとも言えないツヤが出ます。
グリについてはこちら
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ただ、見ての通り、ちょっと水に弱い。
薬局で買ってきたクエン酸とか、簡単に水に溶けますよね。
髪につけて乾かしたら、ツヤっとします。
けど、やっぱり次のシャンプーで、すぐに溶けてなくなる。
シャンプーしたら終わりの艶出し成分みたいな感じなんですね。
タマ燦の主成分
フマル酸
そこでこれ。
フマル酸。
コレ自体は、食品添加物的に入手は可能ですが、溶けづらい!
アルコールやら熱やらアルカリやら。。
色んなことをしてやっと溶かして。。。やっと。。。
それを加工し、使いやすく、できるだけ高濃度でパッケージしたのが、タマ燦です。
フマル酸には、髪のアミノ基と繋がる手が二本出ています。
なので、単体で架橋できます。
詳しくはタマグリについての解説項で記述しています。
水に溶けづらいため、長期間毛髪内にとどまり、髪を強化し続けてくれます。
かなり優秀な素材。
サリチル酸
これはサリチル酸。
歩くといた~い、イボに!!
イボコ□リの主成分でもあります。
高濃度で加工するとアスピリンが生成されちゃうため、日本では化粧品に使用できる濃度に制限があります。
それを限界濃度まで配合しています。
見ての通り、これもまた水に溶けづらい。
ハイダメージ毛の顕微鏡写真です。
穴だらけで、スポンジのように水を吸う隙間があいています。
だからダメージ毛はドライヤーしても乾きづらいんですね。
そこで、本当のヘアケアの第一歩は、この穴を塞ぐこと。
隙間にものを詰めて、髪が水を吸わないようにすることなんです。
ただ、詰めるものが水を吸っちゃうと意味がないですよね。
なので、疎水物と呼ばれる、水を吸わないものを詰めていきます。
例えば、タマコンKに配合されたポリフェノールや、
セラックと呼ばれるニスのようなもの。
そして、今回紹介した、サリチル酸やフマル酸。
酸の中にも、このように疎水物の形をとるものがあります。
タマ燦には、ヒマシ油も配合されていますが、油もまた、水を吸わないですよね。
普通の油ならシャンプーで落ちちゃいますが、熱や乾燥で固着化する油もあります。
CMCと呼ばれる細胞間充物質には、主として油脂が使われるのはそういう意味です。
毛髪内に、水を弾く物質を定着させる。
サリチル酸の効果です。
グリコール酸
これがちょっと、特徴が掴みづらくて、解説が難しいんですが、グリコール酸。
一般的に有名なのは、ケミカルピーリングですね。
医療用として高濃度で使うと、老化角質を剥がし、生まれたての肌を表面化させます。
むきたまごのような若々しいお肌になる。
じゃぁ、髪の表面を溶かすの?
いえ、そんな事はありません。
薬品は、濃度が違えば、働きを全然変えてしまうことが多くあります。
グリコール酸自体が分子量が小さいため、毛髪内に浸透し、サリチル酸のように毛髪内に定着します。
サリチル酸同様、手は一本しか無いため、架橋はしません。
ですが、かなり小さい分子で隙間をビシッと埋めてくれる。
サリチル酸が入れないような隙間にまで。
隙間のない毛髪は強固で、例えばカラー剤の色素やほかのトリートメント成分も抜けづらくなります。
また、グリコール酸がグリオキシル酸系の働きを強めることもわかってきました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000022691.html?fbclid=IwAR20f-GY-SsqDqiGeYfzr0GaJ17e6vZ0SLPiDBpD4fUkZ3fCaJMMNqABkCM
Tamazonではこの資生堂の研究よりも早く、タマ燦とタマグリの相乗効果を検証し、
実際に184リキッドミックスとしてのレシピを公開してます。
詳しくは、facebook Tamazonグループへ。
その他の成分
タマ燦にも、タマグリ同様、アクセレートブースターが配合されています。
浸透しづらい酸を、しっかりと毛髪内に浸透させます。
酸は、肌に対し、刺激性があります。
レモン汁とか、傷口にしみちゃいますよね。
そこで、タマグリ、タマ燦には、肌の抗炎症成分やしみるのを防ぐような成分を、
天然エキスとして多数配合しています。
ヒマシ油は、ヨウ素価83.8と、不乾性油で固まりませんが、
タマ燦にはPEG-60水添ヒマシ油という、加工がなされたヒマシ油が入っています。
これは無理くりにヨウ素化を上げると言うか、乾燥させると固まる乾性油という性質を持たせています。
意外なことに、屋外用ペンキや、番傘の防水剤なども、この乾性油なんです。
髪に使用するのでもちろん、カッチカチには固まらないように使用しますが、
疎水物として髪のダメージホールを埋めてくれます。
Tamzon
タマ燦&リキッド三兄弟は、Tamazonにてどうぞ~!
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